大鹿村の鹿塩温泉の山塩館という、鹿と塩ばかりの温泉へ行ってきた。松川ICから県道59号線で大鹿村へ。(実際には中央道は使ってないが)大鹿村役場を過ぎて、鹿塩の集落を右折して少し行くと看板が出ている。自宅からは約160km、3時間くらい。玄関先に5台くらい駐車できるが、スペースがちょっと狭い。自家用車(ポロ)で行ったが、両隣がアルファードやエルグランドだったら出られないかも?
部屋に落ち着き、早速一風呂浴びに行く。強食塩泉で濃度は海水とほぼ同じらしい。塩分が高く冷泉なので、加温・循環・加水と表示してある。白骨温泉の例の一件以来、長野県の温泉旅館は全て明記するようになった。今まで曖昧なことが多かったので、これはいいことだと思う。事の善し悪しではなく、事実としてそれを判断するのはお客なのだから。
源泉が飲めるようになっているので、ひと口飲んでみる。やっぱりしょっぱい。海水と同じだから当然か。透明なお湯はちょっとぬるめで匂いなどはなし。塩分が濃いので、皮膚にしみるところもある。温泉宿らしく、広い浴室にカランが5人分しかないので、洗い場はゆったりしている。岩風呂と檜風呂が日替わりになっているので朝風呂も入ったが、浴室のレイアウトが左右対称ではなく、右も左も同じレイアウトになっている。
夕食は広間でとるようになっている。鯉の洗い、鯉の甘露煮、アマゴの塩焼き、山菜の天ぷら、胡麻豆腐、それに鹿のカルパッチョなどなど。全てが山の幸ばかり10品もあった。大鹿村の鹿塩温泉、やっぱり鹿肉が出た。宿泊費の割には豪勢な夕食のお膳だった。朝食も甘露煮やタケノコのみそ汁など、山の幸主体のお膳だった。海の幸は、焼き海苔と、みそ汁にワカメが入っていたくらい。
若大将が頑張ってやっているのだが、部屋の明かりが切れていたり、箪笥の戸が壊れていたり、浴槽の檜がアオコでぬるついていたりと目が届いていない所が多々見受けられる。一泊二食込み込み15800円で、豪勢な夕食と若のやる気を勘案して星3つかな。(★★★☆☆) 旧館(トイレ・洗面なし)なら同じ料理で11700円らしいから、それならもう少し評価も違ったかも知れないが。6月には近くで青いケシの花が見られるというから、その頃に行くのもいいかも知れない。
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