2014/07/31

小谷温泉 山田旅館

本館
再び休養を兼ねて行ってきた。長野道・安曇野ICから大町を抜けて2時間弱。新潟県境に近い山の中に小谷温泉・山田旅館はあった。山の中と言っても道路は完全に整備されているので、快適な山道のドライブコース。
山の中に木造3階建てが並ぶ。本館は江戸時代の建物、長屋は明治時代、湯殿と新館は大正時代。別館だけが近代的なコンクリート造りで、別館以外はすべて登録有形文化財に指定されている。

湯殿
本館は天井が低いのが難点だが、昔ながらの湯治場の風情を伝えている。もちろん自炊場も備えているので、湯治、長逗留もできる。本館も襖で仕切った部屋なので、今どきのプライバシー重視の宿とは対極にある。

温泉は、ナトリウム炭酸水素塩泉の源泉掛け流しで、大正浪漫の感じられる元湯と、できたばかりの外湯、展望風呂の3ヶ所。ただし元湯は水の出る蛇口が2つだけ、外湯も蛇口は3つあるが、シャワーはひとつだけ、展望風呂に至っては湯船しかない。近代的な設備に馴れた身には不便極まりないが、湯治場らしいと言えなくもない。

食事は、本館食堂または別館広間で戴くことになっている。時間は夕方5時半、朝は7時。放送とともに宿泊客全員が食堂に集合する。料理の品数は豊富、ただし素朴な田舎料理である。

滞在中、気温が30度を超えるようなことはなかった。朝晩も20度を下回ることが多く、別天地であった。

往路は、国道153号線、飯田から中央道、長野道を経由して約300km、復路は糸魚川、富山を経由して国道41号線で約400km、滞在中に親不知と白馬まで足を伸ばしたので全部で約900kmの行程となった。復路、黒部で給油、帰宅後さらに給油をして合計47.5Lの燃料を消費した。

2014/07/25

Postcard from China

China
中国から、封筒で6枚ものカードが届いた。先日も台湾、ロシア、チェコから5枚届いたが、今日は同じ差出人からだ。キャプションによれば、福建省永定県湖坑鎮洪坑村の福裕楼と書いてある。Googleで検索してみると、「永定土楼民俗文化村」という施設が見つかった。客家の住居などがあるようだが、この福裕楼もその内の一つなのか。

China
「先鋒書店」と書いてある。南京にあるようだ。名前通り、時代の先鋒となる書店らしい。これもGoogleで検索してみると簡単に見つかった。かなり大型の書店のようだ。すぐ近くには南京師範大学もある。

China
「我的大学」と書いてあるが、よく見ると厦門大学らしい。送り主は南京在住だが、厦門大学の学生なのか。

China

China
 鉄道関連のカードが2枚。キャプションに「清末」とあるのは、清朝末期の意味か。

China
さらにもう一枚、山東省郵政公司が発行したカード。料額印面がついていて、そのまま出せるようになっている。他には切手と南京博物院のパンフレットを送ってくれた。

Taiwan
 同時に届いた台湾からのカード。米国で買ったと書いてある。

2014/07/12

Postcard from China

China
増富温泉から帰ると、カードが3枚届いていた。その中の一枚、見慣れた文字があったので、北京から新しいカードが届いたのかと思った。しかし、よく見るとIDが書いてある。文面を読むと、偶然にも私の住所を引き当てたらしい。一年半ぐらいやりとりしているが、こんなことは初めてだ。もちろん可能性は皆無ではないだろうけれど、本当にこんなことが起きるなんてちょっと信じられない。

Finland

Hong Kong

2014/07/11

増富温泉 津金楼

津金楼
休養を兼ねてしばらく滞在してきた。中央道の長坂ICから一時間ほどとアクセスは非常に良い。山奥のちょっとした秘湯の宿だ。宿は何軒かあるが、津金楼は温泉街から離れているのでとても静かな環境だ。行き止まりの秘湯宿ではないけれど、通る車も殆どない。少々沢の音が大きいが、梅雨時だから仕方がないのかもしれない。

鉄筋コンクリート造りの本館と、その裏手に木造の旧館が建っている。建物は所々傷みが見られ、バリアフリー化もされていないが、その分安いと思えば納得できなくもない。1万円の宿泊費で15000円クラスの食事が出る。

源泉掛け流しという温泉は黄褐色のにごり湯で、ナトリウム塩化物泉。口に含んでみると少ししょっぱい。冷泉なのでスチームで加温している上がり湯と、源泉そのままのふたつの湯船がある。湯船には温泉成分が付着して、効果がありそうな気がする。 昼中の掃除の時間と夜9時から翌朝7時まではお風呂に入れないが、滞在して療養に向いている。実際、常連の療養客が多い。だから、滞在中は朝夕の食事以外は何もない。布団の上げ下げもないので、昼寝をしながらゆっくりと療養できる。

2014/07/04

中国宛てカード(再び)

ほぼ1ヶ月前、中国宛てカードが2枚、どこかを彷徨っていると書いた。(Postcrossing 700枚) その内の1枚は期限切れになる前(58日目)に相手に届いた。しかし、もう一枚はとうとう期限切れになってしまった。
もともと郵便が早い国ではなかったが、最近特に状況が悪化している。北京市内などは2週間もあれば届くが(これでも遅い)、地方都市では平気で1ヶ月以上かかる。毎回2ヶ月近くかかって届くから、今年はまだ4枚しか相手に届いていない。今日もアドレスを引いたら、2枚もあたってしまった。1枚は北京宛てだが英文の住所、もう一枚は深セン宛てで漢字の住所。果たしてこの2枚のカード、無事に相手に届くのだろうか。