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まずは木軸、普通の補助軸と同様に軸が鉛筆を銜えて、それを外からリングで締め付ける方式で、特に目新しいことはない。軸のうしろ2/3が木製になっていることが大きく、手に持った時の真鍮の冷たさがない。軸色は伊東屋のイートンペンシルと同じ鮮やかな赤、だから赤鉛筆をセットしてみた。
金属軸の方も機構は全く同じ。外側のリングがとても長く、筒状になっている。そこにラバー塗装が施されているので、金属軸でありながら冷たさがない。リングのねじ山が露出していて、それがちょうどグリップの役割も果たしている。内筒のほうが長いので、お尻にツマミが付いているように見える。それぞれ特にどうということはないのだが、全体を見ると補助軸(エクステンダー)ではなく、鉛筆ホルダーのようにも見える。これこそデザインの妙だと思う。つや消し塗装がシックで、大人の文房具という雰囲気を漂わせている。
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