2018年11月26日月曜日

洞川温泉 花屋徳兵衛

花屋徳兵衛
入之波温泉の翌日は、以前にも泊まったことがある洞川温泉の花屋徳兵衛へ。川上村役場から林道で峠を越えれば、洞川温泉に降りてくる。二泊目にはちょっと近すぎるが、のんびりするにはちょうどよい。
温泉街に面して建つのは、旅館というよりは宿屋と呼ぶほうがふさわしい風情ある構え。もともと行者宿なので、部屋は広いが風呂もトイレも洗面所も共同だ。裏山に建つ新館に泊まれば内湯までついている。

お風呂は24時間入浴可能で、日帰り入浴をやっていないので、大きな湯船ではないが落ち着いてゆっくり入ることができる。 2つあるお風呂は、時間で男女交代するので、それぞれ違った趣が楽しめる。透き通ったお湯は、特徴がない代わりにクセもなくのんびり浸かるにはちょうどよい。

食事は、朝夕ともに別室でいただく。夕食は山の幸がメインで、宿泊費の割に豪華な夕食。とにかく静かな宿で、談話室には館主自慢のオーディオでジャズが静かに流れている。

玄関、帳場、浴室は1階、客室は2階にあり、大階段は傾斜も緩やかだが、上り框のある昔ながらの旅館建築なのでバリアフリーにはなっていない。

2018年11月25日日曜日

入之波温泉 湯元山鳩湯

湯元 山鳩湯
秋の三連休、最近どこにも行っていないので、静養を兼ねてでかけた。1日目は奈良県吉野郡川上村の入之波温泉、湯元 山鳩湯。旅雑誌や山雑誌でもよく紹介されている有名な秘湯の宿だ。
名阪国道の針ICを降りて榛原方面へ。さらに吉野川の上流へ、川上村の奥、ダム湖のほとりに山鳩湯はある。秋の三連休、日帰り入浴でとても賑わっている。

門は道路沿いにあり、階段を降りた先に玄関がある。道路から見れば-1階にフロントと食堂、-2階が客室、-4階が浴室になっている。上下の移動はすべて階段でバリアフリーとは程遠いが、成分濃厚なお湯は魅力的だ。

湯元 山鳩湯
 泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉で、適温の湯がでるのでほぼ源泉かけ流しらしい。湯量も豊富で、内湯から溢れたお湯が露天風呂へ行くようになっている。男湯のほうが広いらしいが、宿の規模の割に広い湯船だ。成分が盛大に付着した湯船は、ちょっと深めでしっかりとお湯に浸かることができる。

夕食は、食堂で頂く。この日は鴨鍋だった。たっぷり野菜の鴨鍋、鮎の塩焼き、その他山の幸たくさん。朝食は希望すれば温泉粥も味わえる。これで11,880円(税込み)は値打ちだと思う。入湯税もかからなかった。日帰り入浴で混雑するので、行楽シーズンはあまり早く行かないほうがいいかもしれない。駐車場も満車で、停めるところに苦労する。食堂の階にも客室はあるようだが、玄関は-1階、風呂は-4階なので、上下の移動は避けられない。