2011/12/31

大晦日

早いもので平成23年もあと2時間足らず。一年を振り返ってみれば、仕事は低調、国内外での自然災害、欧州の経済危機と激動の一年だったが、怪我・病気もなく過ごせたことには感謝したい。これ以上悪い年はないような気もするが、来年はもう少しいい年であって欲しい。


大したことは書いていない駄ブログに1万件以上のアクセスを頂きました。来年も駄文を公開していきます。読者登録も少ないながらも頂いたし、訪問頂いた方々にも感謝しています。駄文にお付き合い下さった皆様にもよい一年でありますように。

2011/12/25

京都

平等院鳳凰堂
檀那寺の新住職成満お出迎えと元祖法然上人御身拭式に行ってきた。午前中に宇治の平等院へ。小学校の修学旅行以来35年振りだが、鳳凰堂の周りの池が当時と変わっている。また阿弥陀堂(鳳凰堂)の内部も見学できる。

正式には、朝日山平等院といい、単立寺院だが浄土宗と天台宗の共同管理とのこと。


知恩院
午後からは総本山知恩院へ。今日の御身拭式ののち、法然上人坐像は遷座されて御影堂は8ヶ年の大修理に入る。

八坂神社
夕食まで時間があったので、隣の八坂神社へ。お正月の支度も万端整っていた。有名な神社だが、境内は思ったより狭かった。

新住職は無事に成満された。成満お出迎えなど滅多に経験できることではない。京都は寒かったが、いい一日であった。

2011/12/23

PILOT ペンサンブル ファスナーペンケース

以前から気になっていた、PILOT 「ペンサンブル ファスナーペンケース」を手に入れた。今日現在でもPILOT社のWebサイトではブラウンモデルの正式なアナウンスはない。夏ごろには販売店向けには発表されており、その情報を公開している販売店もある。

行きつけの文具店で、ブラウンモデルを取り寄せてもらった。実物を見ると、外観は濃いブラウンだが内側が明るいブラウンで、ブラックモデルよりも明るい雰囲気になっている。これなら、今持っている木軸トリオ(セーラー「智頭杉」、カスタム カエデ、カスタム 一位の木)を収めるのに丁度よい。

軸の色と内装色が同系色なので似合っていると自己満足。ソメスサドルとのコラボモデルもあるが、こちらは3本差にしては少々大きいこと(3cmほど広い)が気になる。立派なことは確かだが(値段も立派)、ソフトな感触がペンサンブルの特徴だ。3本差のうち、中央寄りの1本だけは太軸万年筆が収まるようになっている。

もの自体は中国製なのでリーズナブルな価格が実現できたのだろう。背に芯が入っていないのでカチッとした仕立てではないが、値段を考えれば上等だと思う。仕上げの粗いところも見られない。高級万年筆を収めても不釣り合いということもない。

2011/12/19

Cover from Croatia

Thanks Josip!
12 Dec. 2011 Lukač


クロアチアからは初めて頂いた。
表の3枚は2010年発行のもの。果実の部分がエンボス加工されている。また円形の点線は目打ちではなく図案の一部で、切り離せるようにはなっていない。

イチゴ
イチジク
ブドウ
今年発行の切手。図柄からクリスマス用と思われる。またエッジが波形なので、シール式切手のようだ。

裏面にも小額の切手が一枚。



そして絵葉書も。Lukačという町をGoogleで検索してみた。クロアチア北東部、ハンガリー国境にほど近いところ。モザイクのように畑が広がる農村のようだ。

絵葉書はMotovunとあるので、これも検索してみた。クロアチア西部、アドリア海に突き出た半島の中央にMotovunはあった。Hotel Kastelとあるから、昔々お城があって、今はホテルになっているのだろう。

2011/12/18

デスクマット by T・MBH

先月の新作お披露目会で注文していたデスクマットが届いた。何重もの厳重な梱包を解いてみると、予想していたとおりのデスクマットが出てきた。色はイメージしていたものより濃かったが、こればかりは原皮の都合でしようがない。机の上を片付けて敷いてみると、これもまた予想通りのジャストフィット。もう少し小さくても、と思ったがサイズを変更しなくて正解だった。

T・MBHが得意とするステッチも張り合わせもない、全くの一枚革で仕上げてもらった。飾り気のない分、革そのものの良さが感じられる。この先、手の脂を吸ってどのように熟成されていくのか楽しみである。


シンプルな一枚革の右隅にT・BSKのさり気ない刻印、作者のネームが前面に出すぎないところもまたT・MBHの良さだと思う。



たっぷりと手の脂を吸ってくれそうなので、手荒れには充分注意しなければ。

2011/12/11

カスタム 一位の木

今年もあとわずかとなり、景気が悪いながらも無事に一年が過ごせたことに感謝してちょっと高価な万年筆を一本奮発しようと考えていた。プラチナの「出雲」の溜塗が気になっていたのだが、昨日行きつけの文具店でパイロットの「カスタム 一位の木」を見つけてしまった。


販売店向けには今年の夏過ぎに「石目」などと同時に発表されていたようだ。しかしパイロットのWebサイトには未だ発表されていない。軸の製法は「カスタム カエデ」の樹脂含浸ではなく、圧密というセーラー「智頭杉」と同じ手法らしい。だから「智頭杉」同様、軸は木100%ということだ。ペン先は5万円の万年筆らしく、カスタム845と同じ18金の15号がついている。カスタム845の木軸仕様と呼べそうだ。しかし外観はよく似ているが、首軸のネジがカスタム845とは互換性がなく、互いに装着することは出来なかった。エボナイト+漆の漆黒のボディも美しいが、ダークブラウンの軸は今後どのように熟成されていくのか、非常に楽しみである。実測で31gと適度な重量があり、キャップを差しても差さなくてもバランスがほとんど変わらないスグレモノだ。



今回の「カスタム 一位の木」には印傳のペンケースがついている。甲府の「印傳屋」製作のものだ。万年筆本体同様、使い込むことによってペンケースも熟成されていく。せっかくの伝統工芸品のペンケースだが、一張羅の万年筆ではないので出番がどれだけあるのか。ちょっと勿体ない。

販売店向け資料によれば、他にはペンサンブルシリーズのダークブラウンも発表されている。Webでは何もアナウンスされていないが、正式に発売されているそうだ。

LAMY AL-star ruby

先月発売予定だった、AL-star rubyが手元にやってきた。発売のタイミングとボディカラーから、彼女へのクリスマスプレゼントという狙いか。

今回はルビーということだが、過去にあったラズベリーより濃くて、ブラックパープルより薄い色をしている。ルビーと言われて、概ね納得できるカラーだと思う。

2011/12/08

丸善 #6000復活

先週に続いて今日も松坂屋へ行ってきた。先週土曜日から「北京・故宮博物院展」が始まったので早速見てきた。その後、何も欲しいものはないけれど丸善にも行ってきた。

なんと10月から姿を消していたオリジナル便箋が復活していた。品番が6000Nとなっているので在庫放出などではないようだ。店員に聞いてみると、新しい製造委託先が見つかったため、#3000、#6000、#9000のシリーズのみ復活したとのこと。他の商品については何も判らないそうだが、もしかすると順次復活するのかもしれない。

家に帰って手持ちの旧製品と比べると、紙の色、罫線の濃さなど少し違う。そのため全体の風合いがちょっと違う。でも復活してくれたことを歓迎しよう。

2011/12/02

日本の職人展

松坂屋で開催中の「日本の職人展」へ行ってきた。目的は石丸さんの「インク工房」だが、それだけではない。お昼すぎに行ったのだが、平日、しかも朝から雨模様のためか人出は少ない。セーラーのブースにいたっては誰もいない有様だ。

最近、自分の周りで蛍光インクがちょっとしたブームになっているが、オレンジはお目にかからない。このことを聞いてみたら、「できないことはないが、綺麗なオレンジができない」 のだそうだ。だから蛍光色にも負けないくらい鮮やかなオレンジ色はどうか、という提案だった。何色かのサンプルを作ってもらい比べてみたが、黄色のような鮮やかさはない。蛍光黄色は目にきついので敬遠したいが、その点オレンジはマイルドだ。これなら蛍光色でも使えると思ったので、蛍光オレンジを作ってもらうことにした。綺麗な色とは言い難いが、鮮やかではないが故に目に優しい蛍光オレンジが出来上がった。

お客さんが来る気配がないので色々な話を伺うことができた。ジェントルインクの名前の理由、そしてスペルがJentleの理由、「色織々」と新色の違いなどなど表に出ない話を聞くことができた。

2011/12/01

12月

早いもので今日から12月、今年も残り1ヶ月を切ってしまった。国内では地震に台風、海外では水害、経済危機、そして民主化運動といろいろなことがありすぎた一年だった。

せめて来年はもう少し穏やかな一年であって欲しい。