2011年1月16日日曜日

SANFORDの色鉛筆

USAから万年筆&万年筆インクを取り寄せるついでに注文していた。ケースの絵や、PREMIERなどとあるから、お子様向け色鉛筆ではなく、それなりの上級者向けの製品のように思われる。よくよくパッケージを見ると、下の方にArtist quality hard thin lead pencilsと書いてあるからやっぱり高級品だ。


36色セットで青系と緑系が充実している。六角軸だがハード色鉛筆ではなく、日本製のソフト色鉛筆よりは多少硬めの芯だった。色名が英語と仏語で書いてあるのは、米国&カナダ向けなのだろう。日本で「きみどり」と呼ばれる色は"Apple Green"となっているし、"True Blue"や"True Green"もあるが、日本の「あお」や「みどり」はもう少し濃い色だと思う。「はだいろ」は呼称が変わって「うすだいだい」と言うが、この色鉛筆では"Light Peach"となっている。


いちばんアメリカ製(鉛筆そのものはメキシコ製)らしいと感じたのは、この鉛筆の仕上がり。1/3くらいは芯が中央にいない。芯が中央にないからといって、色鉛筆としての機能そのものには何ら支障はないのだけれど。きっと彼らはそういうことには全く拘らないのだろう。これでもUSD20くらいの製品である。日本製品は安くてハイクオリティだと、改めて感じさせられた。でも軸はソフトで、ポケット鉛筆削りでもサクサク削れて気持ちがよい。仕上げは良くないが、本質的な部分ではそんなに悪い品物ではないと思う。

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