先月のペンクリニックの時に見つけて、買おうかどうしようかと迷っていたが、とうとう手に入れてしまった。丸善の「森林楽」というシリーズのふた付きペントレーである。丸善のオリジナル商品ではあるが、扱っている文房具店も多く、いつもの行きつけの
文房具店で購入した。
万年筆は何本か持っているが、コレクションというほどのものではないので、ペントレーなんて必要ないと思っていた。しかし、机の上にゴロゴロと転がしておく訳にもいかないし、ペンケースにまとめて放り込んでおくのもなんである。安い万年筆が殆どだが、安くはないものも混ざっている。
色が濃いので、木目を活かした造りではないが、縁は面取りされて造り込みの良さが感じられる。お店の話では、浜松のある木工所で造られているらしい。ふたはガラスではなくアクリル板なので、意外と軽量に仕上がっている。ホコリを吸いやすいのと、キズが付きやすいので取り扱いには注意が必要になるが。内部は仕切がなく、窪みにペンを落とし込むタイプなので、カートリッジなどの小物も一緒に入れておける。スエード貼りになっていて、細軸なら溝にはまるし、太軸でも逆さまにでもしない限り中で転がることはなさそうだ。ちょうど15本分のスペースがいっぱいになった。こうしてきちんとしたペントレーに収めてみると、万年筆まで立派に見えるから不思議なものだ。
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