まずはボトルインクから、
- モンブラン:わずかにインクが流れた形跡あり。判読は全く支障なし。
- ラミー:滲み、流れは全くなし。書いた時のままの筆跡。
- ペリカン:少しインクが流れて若干文字が薄くなったが、判読には全く支障なし。
- セーラー・青墨:滲み、流れは全くなし。書いた時のままの筆跡。
と言う訳で、モンブランとセーラー・青墨は予想通り、ラミーとペリカンは予想以上の結果だった。特にラミーは全く滲みも流れもなかったのは予想外だった。ペリカンも流れたような跡はあるが、よく頑張っている。一方、カートリッジインクは、
- モンブラン:かなり流れて、何とか読める程度。
- ラミー:モンブランと同程度。
- ペリカン:少し薄くなったが、判読には全く支障なし。ボトルインクより綺麗に文字が残っている。
- パーカー:綺麗に流れてしまい、判読不能。
という結果になった。カートリッジインクは水性インクで全て駄目だろうと予想していたが、意外なことにペリカンが上出来だった。筆跡は流れたような跡がなく、ボトルインクより綺麗に残っている。ただしこれは、ジャイアントカートリッジなので、ミニカートリッジはまた成分が違うかも知れない。
まだブルーブラック=パーマネントインクという「常識」があるのだろうか。国産ブルーブラックは実験していない(持ってない)が、少なくともヨーロッパでは未だに常識なのかも知れない。ボトルインクはヘビーユーザー向けに伝統的パーマネントインク、カートリッジインクはライトユーザー向けに扱いの容易な水性インクと分けているように思う。その中ではペリカンだけがちょっと違っていたが、なかなか面白い結果になった。そしてもう一つこの実験で判ったことは、ロディアのメモパッドの罫線は水性インクで印刷されているということ。水に流れて罫線も薄くなっていた。
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