2010/01/18

実験 ボトルインク(その2)

第2弾のボトルインクの実験、結果は如何に。

予想通りロイヤルブルーは綺麗に流れてしまった。ペンマンインクもターコイズも全然駄目だった。インクが流れた跡が残っているだけで、何と書いてあったか全く判読不能である。
レーシング・グリーンは残るかなと思っていたが、やはり残った。でもモンブランのインクに添付されている取説によれば、パーマネントインクはブルーブラックだけと書いてある。厳密な言い方をすれば没食子インクという表現をしている。没食子インクではないからといってパーマネントインクではない、とは言い切れないのかも知れない。この辺りのことはよく判らないが、少なくともレーシング・グリーンは耐水性があることは確認できた。モンブランにしかない貴重な色なので、これからも残して欲しいと思う。

チャンピオンのイリジウムプラグ

仕事グルマが7万キロを目前にして、ここのところ燃費が悪化してきたので、点火プラグを交換してみた。今まではNGKのIRIDIUM MAXを使っていたが、今回はCHAMPIONのイリジウムプラグである。メタリック調のパッケージは高級感をアピールしているし、10万キロ保証と謳っている。

外したプラグは焼け具合にばらつきが見られるが、ワイヤブラシで磨いて再度取り付ける訳にはいかないので、すべて交換した。交換後は吹け上がりが軽くなったような気がするが、プラグが新しくなったので、当然と言えば当然である。これで燃費にどの程度影響するのか、しばらく様子を見てみよう。

2010/01/17

MDノート

ミドリ MDノートを買った。普段はLIFEのノーブルノートとMOLESKINEを愛用しているので、ノートブックそのものよりも革カバーに惹かれてしまった。何の装飾もないシンプルなデザインと、染色されていない皮革そのものの色がいい感じを出している。開き止めは付いている方が何かと便利だけれど、MOLESKINEのようなすぐに伸びてしまうゴムバンドなら付かない方がましだ。今はベージュ色をしているが、この先どんな色になっていくのか非常に楽しみなカバーだ。

あわせて買ったのは、横罫のMDノートブック。糸かがり製本で丈夫そうなつくりなのだが、ハードカバーの表紙なしのような装丁なので、ブックカバーは必須だと思う。パラフィン紙がかかっているが、商品の汚れ防止程度で、カバーの代わりにはなりそうもない。用紙は薄いベージュ色で眼に優しいし、中央の罫線が太くなっているので、1頁を上下に二分割して使う時には便利そうだ。ノーブルノートのようなレイド入りの用紙ではないが、しっかりした抄きの紙なのは手触りで判る。革カバーに納めても、当然ながら収まりはとてもいい。歴史ある舶来製品もいいが、こうして国産の高品位のものが手頃な価格で手にはいるようになったのは、嬉しい限りだ。

実験 ボトルインク(その1)

第2弾の実験をしてみようと思う。ブルーブラックのボトルインクはパーマネントインクが多いことが判明したので、他の色はどうだろうか。今回の実験対象は、次の4色。



  • パーカー・ペンマン:サファイア
  • ペリカン:ロイヤルブルー
  • モンブラン:レーシング・グリーン
  • モンブラン:ターコイズ
この4色のなかでは、濃色のレーシング・グリーンが強いような気がする。それとパーカー・ペンマンも多少はいいような気がするのだが。ロイヤルブルーとターコイズは全く駄目だと思う。


(その2へ続く)

2010/01/09

実験 ブルーブラック(その3)

一昼夜自然乾燥させた紙を流水で洗ってみる。結果は、ほぼ予想通りというか、予想以上の結果が出た。
まずはボトルインクから、




  • モンブラン:わずかにインクが流れた形跡あり。判読は全く支障なし。
  • ラミー:滲み、流れは全くなし。書いた時のままの筆跡。
  • ペリカン:少しインクが流れて若干文字が薄くなったが、判読には全く支障なし。
  • セーラー・青墨:滲み、流れは全くなし。書いた時のままの筆跡。

と言う訳で、モンブランとセーラー・青墨は予想通り、ラミーとペリカンは予想以上の結果だった。特にラミーは全く滲みも流れもなかったのは予想外だった。ペリカンも流れたような跡はあるが、よく頑張っている。一方、カートリッジインクは、

  • モンブラン:かなり流れて、何とか読める程度。
  • ラミー:モンブランと同程度。
  • ペリカン:少し薄くなったが、判読には全く支障なし。ボトルインクより綺麗に文字が残っている。
  • パーカー:綺麗に流れてしまい、判読不能。

という結果になった。カートリッジインクは水性インクで全て駄目だろうと予想していたが、意外なことにペリカンが上出来だった。筆跡は流れたような跡がなく、ボトルインクより綺麗に残っている。ただしこれは、ジャイアントカートリッジなので、ミニカートリッジはまた成分が違うかも知れない。

まだブルーブラック=パーマネントインクという「常識」があるのだろうか。国産ブルーブラックは実験していない(持ってない)が、少なくともヨーロッパでは未だに常識なのかも知れない。ボトルインクはヘビーユーザー向けに伝統的パーマネントインク、カートリッジインクはライトユーザー向けに扱いの容易な水性インクと分けているように思う。その中ではペリカンだけがちょっと違っていたが、なかなか面白い結果になった。そしてもう一つこの実験で判ったことは、ロディアのメモパッドの罫線は水性インクで印刷されているということ。水に流れて罫線も薄くなっていた。

2010/01/08

実験 ブルーブラック(その2)

後々、同じ条件で実験ができるように、使う用紙はロディアのNo.11メモパッドにする。この紙ならインクを吸いすぎることも、はじくようなこともないだろう。この紙に文字を書いて、一昼夜自然乾燥させて水で洗ってみよう。ペンは、手っ取り早いのでつけペンを用いた。比較のために、カートリッジインクでも同じように書いて実験してみよう。セーラーの青墨は持っていないので、代わりにパーカーのブルーブラックで書いてみた。パーカーのブルーブラックはダークブルーの色調だ。書き上がったものを比べてみると、セーラー以外のボトルインクはどれもよく似た色をしている。モンブランが若干より黒っぽいが、ラミーとペリカンは文字が細いせいもあって見分けが付かないくらいだ。一方、カートリッジインクはボトルインクとは色調が異なり、各社とも別物と思われる。果たして結果は如何に。


(その3に続く)

実験 ブルーブラック(その1)

先日、LAMY lineaとともに、ブルーブラックのボトルインクを購入した。このインク、amazonのレビューを見ると、ボトルインクとカートリッジインクは別物のようなことが書いてある。明確にこうだ、とは書いてないが、一般的に解釈すればボトルインクはパーマネントインクで、カートリッジインクは水性インクだと解釈できる。(そういう意味で書かれたのではないかもしれないが)

ならば、手持ちのインクもあることだし、実験してみよう。紙に書いて、乾かして、水で洗ってみるだけなのだから。実験の対象となるインクはブルーブラックばかり4種類。モンブラン、セーラーの青墨、ラミー、そしてペリカン。モンブランはパッケージや取説にパーマネントインクだと書いてあるから、これは間違いないと思う。セーラーの青墨もナノインクだから、消えないどころか滲みもしないだろう。ラミーは、amazonのレビューがこのことを言っているなら、これも消えない。残るはペリカンだが、ブルーブラック=パーマネントインクと考えれば消えないし、さてどうなのだろう。


(その2へ続く)

2010/01/05

2010年、最初の1本


安かったので、買っちゃいました。LAMY linea F 、日本では正規ルートでは販売されていないが、本国のWebサイトによると、一応高級ラインの万年筆らしい。cp 1の下位モデルと言ったところだろうか。ドイツ語サイトをよく見ると、lineaは35ユーロだそうだ。safariが16.5ユーロだから、2倍以上の値段が付いている。全長135mm、直径10mmの細身の万年筆である。アルミニュウムの胴軸はクールで、外したキャップが後ろにカチッと嵌るのは気持ちいい。ヘリンボーン柄は好みが別れそうだ。適度な重量感は良いのだが、男の手には少し軸が細いと感じる。

ペン先はサファリと同様のステンレススティールだが、サファリより何となく書き味がいいように感じられるのは、気のせいだろうか。studioは持っていないので、全てが同じペン先とは断定できないが、一番コストのかかるペン先を共通化しているのかも知れない。

2010/01/03

再開します

しばらくお休みしていたブログを再開します。
今年もいい年になるといいですね。