韓国旅行の5日目。今回の主目的ともいえる忠北線と慶北線、そして中央線の未乗区間をまとめて乗ってしまおうと思っている。
事前にKORAILのウェブサイトで入手した時刻表で検討した結果、この時間しか一度に乗車することができない。一日3往復しか走らない慶北線がネックになる。
昨夜は儒城温泉に泊まったが、地下鉄で30分もあれば大田駅まで出られる。定刻通り発車した列車は、鳥致院まで戻って忠北線に入る。一日9往復だから、非電化のローカル線だと思っていたら大間違い、電化されて、近代化もされている。意外なほど乗客もいる。途中清州空港という駅があったが、ホームがあるだけの無人駅だった。およそ空港のアクセス用とは思えない。各駅停車のムグンファ号だが、大幅に駅が整理されたおかげで10分おきくらいしか停車しない。
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堤川駅 |
2時間ちょっとで堤川駅に到着。次の列車のチケットを買って駅前に出る。駅前広場は広いけれど、ごく普通の地方都市の駅前だ。堤川駅前洞郵便局まで行ってみたが、ここには風景印はないらしい。時々雨が降ってどこにも行きたくないが、駅の辺りをうろうろしているうちに2時間過ぎてしまった。
釜山→江陵、江陵→ソウルと乗車したので、中央線のこの区間だけが残っていた。険しい山の中を川にそって走る。丹陽八景はこのあたりになるのか。車窓からだけでは勿体無い。機会があれば、ゆっくりと訪ねてみたいと思う。
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栄州駅 |
1時間足らずで栄州に到着。堤川と同じような規模の都市だ。通りのすぐ向こうに郵便局が見えるので行ってみたが、ここも風景印は置いていないという。
いよいよ今日のラスト、慶北線に乗車する。東大邱まで3時間かかるが、慶北線そのものは2時間ほどだ。一日に3本しか走らないので、まだ午後2時だというのに今日の最終列車だ。忠北線と打って変わって、非電化だった。大きな街もなく、乗客もまばらで、一日3往復なのも仕方がないと思えた。金泉から京釜線になるので、車窓も一変する。東大邱まで1時間ちょっとで到着した。
KTXに乗れば1時間もかからないところを遠回りして9時間もかけてやってきた。これだけの距離を乗っても運賃はあわせて24800ウォン、日本円で2000円足らずなのはありがたい。