2011/02/26
プレラ カリグラフィー
以前手に入れたPluminix万年筆のペン先はプレラ万年筆と同じものに見える。カリグラフィーペン先でありながら、〈M〉と刻印されているところまで同じである。だったら簡単にペン先の移植ができるのではないだろうか。
Pluminixは主にヨーロッパ向けなのか、PILOTのペンなのにペリカンやモンブラン等のカートリッジが使える。安いから致し方ないが、軸が少々短く、造りも安っぽい。また軸が短いので、コンバータも使えない。一方のプレラももう少し軸が長いとそれなりに見えるのだけれど、値段の割にはそこそこ上等に見える。
試しにプレラのペン先をひねってみる。なんの抵抗もなく、するっとペン芯が抜けてきた。Pluminixもまったく同じ。2本ともあっけなく、本当に簡単に抜けた。ペン芯を比べてみると、適合するカートリッジが異なるので全くの別物が付いている。ペン先は同じもののようだ。ペン芯ごと差し替えるつもりだったが、ペン先だけ差し替えることにした。インクを拭き取って、元通りにペン芯に貼り付けて、首軸に挿入する。書き味もインクフローも全く問題ない。ここまで簡単にペン芯が抜けるのは意外だった。ものの5分でプレラ カリグラフィ仕様は完成した。
2011/02/20
WATERMAN Phileas 万年筆
久しぶりに出してみたら、首軸が割れていた。保証期間はとっくに過ぎているので、自分で補修することにした。補修といっても瞬間接着剤で貼るだけなんだが。
接着できそうな素材なので、首軸を洗浄してからアロンアルファのお世話になる。接着して半日ほど放置したが、しっかりと接着できたようだ。力を入れて書く訳ではないので、大丈夫そうである。早速新しいインクを入れて試し書きを、と思ったが落とし穴があった。
純正ではないカートリッジを装着したら、尻軸が入らないのである。今までウォーターマンの純正インクとコンバータしか使っていなかったので気づかなかった。カートリッジがなんとなく細身だと感じていたが、ここに仕掛けがあったのだ。尻軸にバランス用の錘が入っているのだが、この内径がなかなかシビアに作ってあり、普通のヨーロッパ規格では装着できないようになっている。テーパーの大きいモンブランに限らず、ペリカンやエルバンのカートリッジも通らない。唯一ペリカンのジャイアントカートリッジは通ったが、純正以外で装着できるものは皆無に等しいのではないか。
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