2011年6月21日火曜日

キャンディ万年筆

 

東急ハンズなどで先行発売されていたキャンディ万年筆(正しくはクリアーキャンディ)が一般の店にも並ぶようになった。と言う訳で早速行きつけの店で「透明ブラック」と「トレードマーク」 を手に入れてきた。

1976年発売のキャンディ万年筆、まさしくその年代なのだが、当時は男子生徒だった(今でも男だが)ので殆ど記憶にない。こうして実物を見れば、クラスの女の子達がキャップに星のついたペンを持っていたような気もする。



「透明ブラック」はキャップと胴軸が透明のモデル。いわゆるスケルトンモデルではないが、アクリル樹脂(と思われる)は透明度が高くなかなか綺麗だ。
 

一方の「トレードマーク」は、キャップに百周年でお馴染みとなった「錨とセーラー」のマークがプリントされている。 青いキャップに白い軸とワンポイントの錨マークがスッキリしている。


透明ブラックにもキャップの側面に「錨とセーラー」のマークがプリントされている。この「錨とセーラー」のマークが創立百周年記念モデルの共通したアイコンのようだ。


ハイエース・ネオ万年筆のF-4ペン先とは異なるF-2というペン先が付いている。幅が広く、全体が湾曲したもので、ペン芯も全くの別物だ。インクは黒のカートリッジが1個付いているが、コンバータで吸わせてみた。ハイエース・ネオと比べると、キャンディの方が若干書き味が良いように感じられる。違うと言ってもほんの少し、好みのレベルかも知れない。

2011年6月2日木曜日

使ってみた


ソウルで買ってきたファーバー・カステルのシャープ芯消しゴムを使ってみた。シャープ芯は20本入りで600ウォン、消しゴムは8個入りで2600ウォンとどちらもファーバーとは思えないような値段がついていた。

で、使ってみた感想は、どちらも問題なし、だった。 当たり前と言えば当たり前なのだが、書き味は滑らかだし、書いた文字はきれいに消える。シャープ芯はHBとなっているが、ちょっと軟らかい印象。海外製品は国産に比べて硬めの芯が多いが、これは国産で言うとBか、HBソフト(使ったことはないが)のように感じる。紙の滑りもよくて、安い割には大当たりの製品だ。

一方の消しゴムは、これも少し軟らかく感じる。スリーブに入っていないために、余計にそう感じるのかも知れない。そして一番の違いは、消しゴム自体の匂い。匂いと書けば芳香だが、臭いと書く方が相応しい。鼻を近づけなくては判らない程度の臭いだが、あんまり宜しくない。多分国産の消しゴムは、塩ビそのものの臭いを消すために、わずかながら香料が入っているのではないだろうか。

安いので一抹の不安もあったが、ファーバー・カステルの名に恥じぬ製品だったと言える。わざわざソウルまで買いに行くほどのものではないが、行ったついでに買っておいても良いと思う。何と言ってもファーバー・カステルなのだから。また、0.5ミリ芯も買っておけば良かったかなと思う。