2010年8月28日土曜日

WOPEX鉛筆

発売されて一ヶ月以上経っているが、遅ればせながらSTAEDTLERのWOPEX鉛筆を手に入れた。新発売のお試しセットでHB3本に消しゴムのついたセットと、2B、2Hがそれぞれ1本ついたセットが出ている。ちょうど各硬度が揃うので3本+2本のセットを買ってきた。

手に取ってみて驚いたのは、とにかく重いこと。樹脂製のシャープペンから金属軸のシャープペンに持ち替えたくらい感覚の違いがある。太芯鉛筆2本分くらいの重さがある。そして手触りも違う。今はやりのエラストマー樹脂なのだろうか、しっとりとした吸い付くような感触を塗装で作り出している。そのパール調の塗装がちょっとステッドラーらしくない。軸も木材と廃材を使っているらしいが、一見したところではプラスティックのように見える。また今までの鉛筆では当たり前だった貼り合わせ面がないので、余計にプラスティックの成型軸のように見えてしまう。

肝心の書き味だが、国産鉛筆と比べると少し硬めに感じられる。HBはF、2BはBくらいに感じる。その反面なぜか2Hは国産よりもはるかに柔らかく感じる。硬めに感じるのは、2倍長持ちするのと関係するのだろう。硬ければ減りにくいのは当然だ。

1本105円の鉛筆だが、本当に2倍長持ちするなら高くないどころか、安いくらいである。先付け鉛筆なので、新品の鉛筆をおろすときの、あの楽しみがないのが残念である。

2010年8月27日金曜日

Pelikan P460A

ヌードラーズインクと同時に注文していたペリカンP460Aにインクを入れてみた。正式な名称はP460Aと呼ぶらしいが、要するにペリカノのAニブ仕様である。

書き味は、ペリカノ・ジュニアより良いような気がする。当たりのペン先が付いていたのかも知れない。ペンを立てても寝かせても、紙への当たりがとてもソフトだ。私個人としては、日本仕様のペリカノについているFニブよりもジュニアのAニブの書き味が好みだ。いい年をしてジュニアを人前で使うのは憚られるが、ペリカノならまあまあ使える。普段使いに手放せない一本になりそうである。

2010年8月23日月曜日

NOODLER'S INK

昨日届いたNOODLER'S INK、Bulletproof InkとEternal Inkの実力をちょっと確かめさせて貰おう。と言っても昨日試し書きしたものを水で洗い流してみるだけなのだが。

結果はそれぞれ謳い文句に間違いはなかった。(当たり前か)
Eternal Inkのロイヤルミントは黄色が抜けた跡は見られるが、グリーンが滲むこともなく残っている。Bulletproof Inkのセピアは、ほんの少し滲んだ跡は見られるが、綺麗に筆跡が残っている。そして何も謳い文句のないGIグリーンは、見事に流れてしまっている。自分で書いた文字だから解読できるが、他人の書いたものだったら理解不能だと思う。この付加価値分が6ドルに相当するのだろうか。耐水性は間違いないが、耐光性は如何なものか。文字通りEternal Inkは耐光性があって、Bulletproof Inkにはそこまでの耐光性はないのか。のんびりと日光浴させて実験してみよう。

2010年8月22日日曜日

NOODLER'S INK

国内でのNOODLER'S INKの正規取り扱いが終了したらしい。手に入らなくなる前に、一本くらい手に入れておけば良かったと後悔しても後の祭りだ。手に入らないなら、個人輸入でもしてみるかと思ってNOODLER'S INKのWebサイトから西海岸のJetPensという店を探し当てた。商品リストをくまなく見ると、国内で販売されなかったシリーズがたくさんある。国内に導入されたものだけでも結構な色があったが、いやいやこれはすごい。木曜日にWeb上で注文したら翌日には発送されて、日曜日の今日、配達された。土日が入るのでもう少しかかるのかと思っていたが、意外なほど早かった。

注文していたインクは写真左から、
  • Asia Pacific Bulletproof Ink - 3 oz Bottle - Manjiro Nakahama Whaleman's Sepia ($18.50)
  • United Kingdom Eternal Ink - 3 oz Bottle - Victoria's Royal Mint ($18.50)
  • Vintage Replica Ink - 3 oz Bottle - V-Mail GI Green ($12.50)
他にペリカンP460 Aニブ(Pelikano)を一本とブラックライトのキーホルダーを一個。送料を合わせると100ドルを少しオーバーしたが、日本での売価を考えると、まあまあという所かな。



3本とも外箱は同じもので、色名のゴム印が捺してある。ボトルは何の変哲もないガラス瓶。ラベルはデザインは面白いが、インクジェットプリンターでタック紙に印刷したような粗末なラベルが貼ってある。余分なコストはかけないというポリシーなのだろう。早速開封してみると、インクが一杯入っている。3ozボトルだから、口元一杯まで入れて、ちょうど3ozになるのか。不用意に開けるとこぼれてしまう。



空いている万年筆がないので、カリグラフィペンで試し書きをしてみた。ミントはボトルの色からもう少し明るいグリーンかと思ったが、ミントリーフの色だと言えばその通りか。

セピアは、やっぱりセピアなんだろうな(笑)。丸善アテナインク(復刻版)と同じような濃いブラウンで、普通にブラウンと呼ばれるような色ではない。

GIグリーンは明るめのグリーン。爽やかな感じの緑色だと思う。

同時に注文した中で一番楽しめるのは、2ドルのブラックライト・キーホルダー。樹脂製の小さなものだが使い道は色々ありそう。手許にあった外国の紙幣にあててみると、様々な仕掛けが施してあるのがよく判る。ニセ札をつかまされないためにレジにブラックライトが常備してある、というのも納得できる話だと思う。

2010年8月2日月曜日

BUNGBOXのペンケース

昨日、天気がよいのでドライブがてら浜岡のBUNG BOXへ行ってきた。大きなお店ではないが、背の低い売台と吹き抜けのお陰で開放感にあふれている。(その代わり冷房が効かないそうだ)店名はBUNG BOXだが、実際は万年筆専門店。インクの品揃えが多く、オリジナルカラーも数多く揃っている。特に黄系のオリジナルインクがあるのは珍しい。

オリジナル商品の「遠州綿紬ロールケース」と「魔女のインク」を買ってきた。縞模様と無地でそれぞれカラーバリエーションがあったが、無地の紫色にした。紫色といっても紬地なのでとても落ち着いた雰囲気になっている。Safariを入れるつもりで買ってきたので早速入れてみたが、8本くらいがちょうど良い。ゴムバンドで10本入れるスペースはあるけれど、たくさん入れると巻きが太くなって格好が悪い。細軸の万年筆なら10本といわずもっと入るかも知れないが、巻く時の折り目になる部分を作っておかないと、綺麗に丸めることができない。