2010年2月11日木曜日

岐阜・神明温泉 湯元 すぎ嶋

仕事が少しヒマになったので、気分転換に行ってきた。板取は昔々、仕事で何回か行ったことはある。今回は「秘湯を守る会」会員の「湯元 すぎ嶋」を予約して出かけた。急ぐ必要はないので高速道路は使わず、岐阜市~山県市~板取のルートで向かう。洞戸あたりからだんだん雪が多くなり、板取はかなりの積雪がある。(道路は完全に除雪されている)

出迎えの番頭さんが、「何しに来た?」というような顔をしている。軽バンで来たけど、出入りの業者じゃないぜ、と内心思いながら予約してある旨を告げるがイマイチ反応が悪い。安全のため冬装備のしてある仕事グルマで来ただけなのだ。チェックインを済ませると、ロビーで少し待てといって、お茶を持ってきた。飲みかけると、仲居が部屋に案内するという。お茶を飲めと言って持ってきておきながら、飲む時間はくれないのか。どうなってるんだ、この宿は?

部屋に案内されて落ち着くと、件の仲居がお茶を淹れながら、サービスで囲炉裏付きの部屋にグレードアップしたと言う。おいおい馬鹿言え、最初から囲炉裏付きの部屋を予約した筈だぞ。客を馬鹿にしてるのか。ブチ切れそうになるのを我慢して、夕食前に一風呂浴びてくる。露天風呂も備わった内風呂は出来たてで綺麗だった。ぬるめのお湯だが、ぬるっとしたお湯で気持ちよく入れた。

時間より早めに「夕食の準備ができた」と電話がかかってきた。部屋まで迎えに行くという。案内されて食事処にたどり着くが、案内なしではたどり着けない。料理は山の幸ばかりだ。メインディッシュは飛騨牛のステーキだ。霜降りを通り越えて殆ど脂身のようだが、5等級だと仰る。焼いて食べてみたが、全然美味しくない。最近の飛騨牛は5等級でもこんなに不味いのか。(以前食べた4等級はもっと美味しかった)とてもじゃないがこれ以上食べる気にはならない。女将が挨拶に来たので全部話してやったら、番頭さんも仲居も謝りに来た。

翌朝のチェックアウトでは、おつりを新札でくれたのは感心だが、黙っていたら領収書はくれなかった。帰り際に女将が「番頭は今日は休みだが、出勤しているので見送りを見てやってくれ」という。二度と来ないと言っている客がそんなものを見てどうするんだい?女将が自分の目で見て指導、教育するものだろう。

風呂が綺麗なのと、おつりが新札だったのは好印象。それ以外は到着から出発まで全部駄目だった。と言うわけで、ここは星ひとつだな(★☆☆☆☆)。安けりゃ文句も出ないが、2万円以上払ってこれでは駄目だ。

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